岩沼の「千年希望の丘」での鎮魂
震災6年目の3月11日に、岩沼市の仙台空港近くにある「千年希望の丘」を訪れ、鎮魂の祈りを捧げてきました。
上の写真は、慰霊碑モニュメントで、高さは津波の水位と同じ8m、人と人とが向き合い助け合う様子を表現しているそうです。下の写真は、第1号千年希望の丘(丘は全部で3箇所あります)から眺めた海の様子で、当日は天気もよく穏やかな海が見渡せます。
「千年希望の丘」は、海岸沿いに広がる大きなメモリアルパークで、人々の命を守り、東日本大震災の記憶を未来へ引き継いでいきたいとの想いから整備され、天皇皇后両陛下や最近では小池百合子東京都知事も訪れています。
当日、震災の追悼セレモニーは特にありませんでしたが、数十人の人々が来ており、震災発生時刻の午後2時46分には、子供たちが鐘を鳴らし、訪れていた人全員が黙とうをし、犠牲になった方に鎮魂の祈りを捧げていました。
毎年5月には丘周辺に苗木を植えて津波から命を守る防潮堤を作る植樹祭も行われており、以前には女優の鈴木京香さんなどの著名人も訪れています。
ここ岩沼でも多くの方が犠牲になっており、いま偶然にも助かった命を大切に、津波の教訓を後世に伝えていく責任があると思っています。