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将棋の藤井聡太七段、史上最年少二冠獲得


将棋の高校生棋士「藤井聡太七段」が、史上最年少で棋聖と王位の二冠を獲得しました。

幼い頃から詰将棋で鍛えた終盤力に加え、コロナ禍で対局がなかった時期にAIを活用して自分の将棋を見つめ直したことなどにより、瞬く間に他のトッププロ棋士が驚くべき成長を遂げたようです。

藤井二冠の将棋の特徴は、正確で深い読みに裏打ちされた踏み込みの良さです。

他の棋士ならば、先の展開に自信が持てず、踏み込んでしまうと一気に勝ち負けにつながってしまうような躊躇される局面でも臆することなく指し進めることができます。

ここぞという場面での大局観が素晴らしいのだろうと思います。

また、藤井二冠は長考派としても知られています。

指し手に自信が持てるまで常識にとらわれず最善手を探し求めることにより、時にはAI超えと言われる指し手を指し、周囲を驚かせることもあります。

将棋の対局は、一局にまる1日あるいは2日をかけて行われますが、集中して何時間も考えることは、私には到底できないことであり、尊敬の念すら抱きます。

現代社会では、スマホの普及などよりすぐ回答を見つけようとする、結論を急ぎたくなる傾向があるように思われますが、何時間も自分の頭で納得するまで考える、その過程を大切にすることが疎かにされているように感じています。

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