石巻南浜津波復興祈念公園
今年も3.11を迎え、震災から9年を経過しました。
ここ石巻市南浜地区は、東日本大震災の津波と火災の延焼により400名もの方々が犠牲になった場所であり、その跡地は震災復興のシンボルとなる公園として復興計画に位置づけられています。
約40haもの広大な跡地は県営・市営公園として整備することになっており、県営公園の中心部には国営追悼・祈念施設を国が整備することになっています。
しかし、現在整備されているのは、慰霊碑と津波の到達点を示すモニュメントなどで、広陵たる敷地が広がっているのみです。
南三陸町などもそうでしたが、震災による津波の被害が大きかった場所は、人が住むこともできず、こうした公園として残すしかないのかも知れません。
公園のデザインは、市街化される前の風景である湿地や樹林地を復元し、震災前の街と人の生活をしめす街路網を残すとともに、その上に追悼の広場を中心に中核的建築物、避難築山等を配置することになっています。
近い将来、復興記念公園として整備された南浜地区の生まれ変わった姿を見れることを楽しみにしています。
津波の到達点6.9mと記されています。