「いしのまき元気いちば」オープン
震災後の石巻の新たな観光交流施設「いしのまき元気いちば」が本日オープンしたので、訪れてきました。
「いしのまき元気いちば」は、石ノ森萬画館に近接した石巻中心部に整備され、木造2階、延べ床面積約1500平方メートルで、市内の水産加工会社や料理店などが出資する㈱元気いしのまきが運営する民営の施設です。
施設整備に伴う総事業費は約5億5千万円で、国の補助と金融機関からの借り入れで賄っているそうです。
「いしのまき元気いちば」が建設された地区では、旧北上川の堤防整備と合わせて市の「かわまちづくり」計画が進んでおり、市場を拠点とし、周辺では今秋に立体駐車場、観光バス駐車場、来春ごろには、かわまち公共施設や交通広場が完成する予定となっています。
当日はオープン初日でもあり、地元の方を中心に多くの来店客で賑わっていましたが、夏休みに入ると県内外からの観光客でさらに賑わうことになるでしょう。
今まで石巻には、観光客が立ち寄るような施設がなかったことから、今後多くの観光客が訪れることにより、震災後の石巻の水産・農産業の再生と振興を通して、三陸沿岸地域の復興を大きく牽引していくことが期待されます。