「朴槿恵の真実」
- paokaneko
- 2017年12月27日
- 読了時間: 2分

この本は、韓国済州島生まれの著者「呉善花」(おそんふぁ)により平成27年8月に発刊されたもので、サブタイトルが「哀しき反日プリンセス」となっています。
以前から気にはなっていたのですが、最近ようやく読みました。
韓国第18代大統領朴槿恵は、韓国史上初の女性大統領に就任しましたが、記憶に新しいセウォル号事件への対応不備や崔順実ゲート事件など一連の不祥事により、今年3月に大統領弾劾が成立して罷免され、現在収監されています。
このように、韓国の政治はなぜ混乱するのか、過去清算と反日になぜこれほど拘るのか、日本人には分かりにくい韓国特有の社会原理が、朴槿恵大統領の政治姿勢を通して少しは分かったような気がします。
政治家朴槿恵の最大の特徴は、韓国の国民情緒(国民感情)の性格とその時々の流れをしっかり見すえながら、自らの政治的な立場や主張を変化させ続けてきたことにあるといいます。
そして、韓国の政治・社会を動かす支配的パワーは、現在では国民情緒から発せられるパワーであり、それをどのようにコントロールしていくかが、朴槿恵大統領の命運を左右してきました。
また、国民情緒に最も訴えるのは、無慈悲なまでの「過去清算」と「反日」であり、その背景には韓国の戦後の歴史や儒教の影響が存在し、その歴史的、心理的分析を試みています。
この本を読み終え、韓国特有の社会原理を理解するにつれ、果たして韓国の反日感情がなくなることはあるのだろうかと思わずにはいられませんでした。
その感情の根底には、容易に払拭できない根深いものがあるからです。
「近くて遠い国」といわれて久しい韓国ですが、訪日観光客も増えていることもあり、民間レベルでの交流を通して改善のきっかけがつかめたらと思っています。