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介護付き有料老人ホームの研修会


介護付き有料老人ホーム協会(特定施設連絡協議会)の研修会講師として、雪景色の山形に行ってきました。

研修会の内容は、最近概要が発表された「平成30年度の介護報酬改定」と「介護人材不足への対応」、これらを踏まえての「経営力の維持・向上」の3つのテーマです。

どのテーマも内容が深く、2時間の研修時間ではとてもお話し尽くせるものではありませんが、これまでの経験等を交えながら私なりに考えていることをお話しさせていただきました。

3年に1回実施される介護報酬改正は、事業者の方が今最も関心抱いているテーマです。

今回は、事前の予想とは違って0.54%のプラス改定となり、基本報酬はほぼ同額に据え置かれましたが、加算では、医療との連携を図る地域包括ケアシステムがさらに推し進められたことに加え、自立支援・重度化防止の推進が報酬に大きく影響することになりました。

介護人材不足への対応は、採用した職員を育成していかに定着させていくかについて、人材育成と魅力ある職場づくりに関する5つのポイントから説明いたしました。

最後の経営力の維持・向上は、介護付きホームの特徴である総合力、すなわち要支援から要介護5までの入居者に対し、自立支援から認知症ケア・看取りまでの総合的サービスを行っていることを強みとしていく一方で、職員の育成と定着を促しながら、その資質向上を図ることが、サービスの品質向上、そして経営力向上の鍵となることを強調いたしました。

この研修会を通して、これまでの経験を整理するなど、私自身も学ぶことも多かったと感じており、そうした機会を与えていただいたことに感謝するとともに、最後まで熱心に聴講していただいたことに対して御礼申し上げます。

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