「高年齢者活躍促進セミナー」の開催
12月11日、宮城労働局主催の「高年齢者活躍促進セミナー」が大崎合同庁舎で開催され、その基調講演の講師を務めました。
私は、「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」の高年齢者雇用アドバイザーとしての活動も行っていることから、この度の講師を務めるようになったものです。
テーマは、「定年後の継続雇用を考える~高齢者が活躍できる職場づくりのために~」と題するものです。
少子高齢化に伴う労働力人口の減少が見込まれる中、高齢者が長年培った知識・経験を活かし、意欲と能力のある限り社会の支え手として活躍し続けることの社会の構築が必要になっています。
また、昨今の人手不足による求人難が経営問題になっている企業も多く、そのためにも在籍している高齢者の満足度を高めながら職場環境の改善を図っていくことが、すべての社員の働きやすさにもつながり、ひていは採用・定着率の向上と生産性の向上に資することになるものと考えています。
講演では、最新の動向や具体的な事例なども交えながら説明し、最後に、「高年齢者の活躍を促進するために、定年の引上げを真剣に検討してみてはいかがですか」と問いかけました。
これを機に、少しでも多くの企業が、高齢者の活用に積極的に取り組んでいくことを期待しています。
写真の中の書籍は、楠木新著の「定年後~50歳からの生き方、終わり方~」で、セミナーの中で紹介したものです。