「さがえ」さくらんぼマラソン大会
山形県寒河江市で開催された第43回さくらんぼマラソン大会に参加してきました。
この大会に参加するのは、実に8年ぶりとなります。
同時期に開催される東根のさくらんぼマラソン大会に比べると、人気や参加者数では劣るものの、歴史では断然勝っています。
今年からは、コースが大きく変更になっており、これまでは果樹園を周回するだけのコースでしたが、街の中心部も駆け抜ける変化に富んだコースとなりました。
また、例年この時期暑くなることを考慮してか、スタートが8時頃に早まり、おかげで帰りはゆっくり温泉に入ることができました。
当日は雨の予報でしたが、スタート前に一時強い雨が降ったほかは、何とか雨が降らずにもち、かえって走りやすい気候となりました。
寒河江市は、最上川と寒河江川が市街地を包み込むように流れ、その肥沃な大地からは質の高い農産物や果物類が多く収穫されています。
特にさくらんぼは、今が旬で、「日本一さくらんぼの里」として全国に知られており、多くの観光客で賑わい、最も輝く時期でもあります。
また、市内にある本山慈恩寺は、国史跡ともなっています。
慈恩寺は、天平18年、聖武天皇の勅命でインド僧婆羅門僧正が開祖したと伝えられ、千年の歴史を刻む東北の巨刹です。
平安時代には摂関家藤原氏、中世には大江氏の庇護を受け栄え、江戸時代には幕府から御朱印を受けて東北随一の巨刹となった歴史があります。
こうした各地の風土や歴史、特産物などに触れることは、マラソン大会に参加する楽しみの1つです。
帰りには、参加賞としてさくらぼをたくさんもらうことができました。